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意外な結果

執筆者の写真: どにちどにち

こんにちは、どにちです。

このサイトはPICOPICOSOFTの活動歴をまとめる場所なので、どうしても本体部分の更新はごく稀になってしまいますね。


メインで進行中の企画『ふたりぐらし』も毎月末にCi-enでアレコレ画像やさきざきの見通し込みで書けるようになり、ふだんの制作も日々進捗があり、充実しております。



Ci-enではお行儀よくしているので、このブログなら好き勝手できるぜヒャッハーとかは思ってないです。思ってないです。






■シュヴァヒス回顧談 シリウス・レグルス編

シュヴァヒスは「いつの間にか乙女ゲームになってた」系のご感想も少なからず頂戴します。


ダンテに並び、スラムの男娼兄弟シリウス・レグルスらがそういったフレーバーを醸し出しているのらしいのですが、このへんはどにちが考えた要素です。


男性向けえっちゲー用に大真面目に考えてのことだったので、「これ、乙女ゲー的な鑑賞もできる要素なんですか!? 本当に!?」と、今もふしぎな心地です。



いろんな遊び方ができるゲームを目指したので、予想外の楽しみ方が生まれたことは喜ばしいことです。

感謝と共に、今回はシリウス・レグルス考案時のことを思い返してみましょう。



  ◆  ◆  ◆



もともとフニと話していたこととして、


 「スラムは(ふつうのプレイだと)中盤ぐらいから入れるようになる」


 「スラムはえっちイベントばかりのエリアだけど、前作とは違った切り口でいきたい」


 「せっかくステータス画面のはじめての相手ログという仕組みを作ったので、そのログ(はじめてシチュ)テキストのエディットができるとおもしろそう」


 「なんの媒体であれ中盤は中だるみが怖いので、テコ入れに新キャラや新鮮なシステムを提示したい」


 「お金の使い道を増やしたい(薬を買う以外にすることが無くなってしまう!)」



こういった懸念/課題/構想がありました。



とくに最後のお金の使い道問題は、「メイドのダイアナのための自宅改装」というネタを先に思いついていたことから、人助けのためにお金を集めるのは楽しい、やりがいがあるな……という手ごたえも得ていました。




ここまで材料が揃っていたので、


 「お金を払うことで指示通りのプレイをしてくれる人がスラムに居る」


 「これによってはじめての相手ログの疑似的なテキストエディットも可能」


 「エディット可能なのだから、プレイ内容だけでなく“相手”にも幅がある方が良い。

  役割が同じキャラが複数居るなら、兄弟といった設定だと頭に入ってきやすいはず」


 「その“相手”のためにお金を集めることにもなるので、彼らにとってお金が必要な理由は

  同情の余地があり、人助けに見える構成にしたい」


ということで、「老いた病母の薬代のために働く没落貴族の兄弟です! 誰が考えてもこうにしかならん!」とどにちの脳ミソはシリウス・レグルスの原形を出力したのでした。

(最終的にはグラフィックやボイスなども総合して「ゲーム体験」になるので、どにちがしたことは種まきぐらいの位置づけになりますね)



フニからは「どにちさんがこうにしかならんって言う時ほど、どにちさんの味が出てますよね」とのコメントをもらいました。


このときのどにちはまだハテナ顔だったのですが、リリース前後から「ここ乙女ゲーっぽいね」といったご感想をいただくようになり、「フニさん、これは乙女ゲーっぽいのですか?」「……実は」という会話がサークル内で起こりました。



自分としては理詰めで自然な要素の整理をしているだけのつもりなのですが、どこかで妙な飛躍があるようです。



ただ、シュヴァヒス本編での彼らへの救済というのは少々中途半端だった気がかりはあり、このへんもひっくるめてアペンド版で補完できるように追加で彼らの過去を膨らませていったのでした。




それでは今回はこのへんで!

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