こわい話
- どにち
- 7月1日
- 読了時間: 2分
こんにちは、どにちです。
七月になりました。暑い。
いろいろとふたりぐらしに追加する要素のタネは揃いつつ、ある程度まとまった形で実装しなくてはならないものも多く、なかなか表に出せないものが溜まって来ました。
引き続き、実装関係励んで参ります。
以前、ピコソフは企画書や仕様書などなく作りはじめてしまうサークルなんですというお話をしていました。
仮素材ばかりでもいいから、ゲーム上に実装してみて動くところを見て、感じないとわからないことがあまりに多いからです。
動かしてはじめて、あれが足りないこれが足りないとわかり、泥縄式にやっていったわけです。
だからメニュー画面とかステータス画面は最後までいじられ続けます。リリース後もそうです。
フィックスという概念が存在しない、もっとも後回しとされる領域です。
さてさて、動かしてみないとわからないことが多いのと同様に、ひとさまに遊んでいただかないとわからないこともまた膨大です。
リリース後にそれらがわんさと判明して未だにその対応にヒーヒー言いながらも楽しんで取り組んでいるわけですが……
体験版を出した時もやはりたくさんのお声を受け、多くの気づきがありました。とくに大きいのは告白要素。
ふたりぐらしはえろげーなので、なしくずしになんとなくえっちなことができちゃって惰性でズルズル〜なつくりをしていて、それを疑わずに来てしまっていたところに、恋人関係になるという明確な節目を持った上で行為に入りたいというご意見を異口同音に頂戴しました。
言われてみれば、なんでそれがないことに気づかなかったんだ! と不思議に思うことですが、とにかく言われるまでは気づいていませんでした。こわいですね。
みおの日記要素は体験版を出す前にフニがたまごっちにハマり、そこでたまごっちが日々の日記のような記録をつけている点をいたく気に入り、ふたりぐらしでもマネさせてもらったところです。これも開発終盤になって急遽ぶっ込んだ要素です。
しかし、今思えば告白と日記要素はヒロインのみおとの関係を感じる上で重要な、欠かせない要素でした。
このふたつに気づくことができないまま完成としていたら、ふたりぐらしの遊び味はまったく違ったものになっていたでしょう。うーん、本作のディレクターに相当するポジションのどにちにとってはおそろしいお話です。
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