こんにちは、どにちです。
2023年11月「ゲームはリアルになっていく」という記事で、コンシューマーのゲームの流れのひとつは、映画に迫る大作化・リアル化なのだろうなー といったお話をしました。
映画は総合芸術――絵とか音とか文字とかのあらゆる表現媒体を結集させて作る超高密度の情報なわけですが、その意味ではゲームもおなじく総合芸術と考えられますね。
とはいえ、Wikipediaの「映画史」によれば映画は1890年代にはじまったのに対し、テレビゲームの生年はだいたいその100年後、1970~1980年ごろの誕生です(アタリ社のVCS、任天堂のファミコン登場時期を元にした場合)。
文化史で言えば映画の方が大先輩なわけですから、ゲームは映画先輩から学べるところがたくさんあり、伸びしろモリモリと言うこともできそうです。
もともと映画は人並みにたしなむ程度の自分でしたが、そういうことを最近考えるようになり、映画に対しても「学びたい」という気持ちが強くなってきました。
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映画そのものを見るのもモチロンいいですが、知人のすすめもあって押井守監督の批評・評論の本も読んでいます。
さいきん手に取ったのは『押井守の映画50年50本』、『映画の正体 続編の法則』。
押井監督、琴線に触れた映画をくりかえし見るのは当然で、「もっと言えばミュート状態で見返すことで監督の演出意図がよくわかるんだから、やるべきだよ」みたいなこともおっしゃるほどの映画フリークぶりがすさまじいです。
とことん映画について掘り下げているお話は、どこかモノ作り全般に当てはまる箴言めいて聞こえてきます。
読了する頃には本が付箋でべたべたに。
嗚呼、見たい映画が増えていく……(遊びたいゲームも……)
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