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執筆者の写真どにち

かくなるうえは……

こんにちは、どにちです。


5/30のCi-en記事の方で書きましたが、フニ主導企画『ふたりぐらし』の方に本格的に合流し、進行管理のマネゴトとテキスト作業をはじめました。


しばらくは『ふたりぐらし』に全力投球です。

どにちの作業のお話も毎月末のCi-en記事で、という形になります。



――と、いうことは。


月イチ更新を続けたいこちら側のブログ、やはりしばらくは『シュヴァリエ・ヒストリエ』の懐古トークでつないでいくことになりましょう。





■シュヴァヒス回顧談 ダンテ編

前回更新がダンテの話をほのめかすように終わっていたので、有言実行です。


メドラウドが最初に大枠を決めた上でチビチビと中身を埋める組み立てをしたのに対して、ダンテはなんかこう……すごく書きやすいキャラでした。




まず4ボスのバトルスタイルで考えはじめ――メドラウドは正統派の剣士、ミノタウロスは同じ物理系でも肉弾戦、となれば魔法系も必要だからまずアミー……最後のひとつは、だったら物理と魔法両刀の魔法剣士っぽく行こう。

中世ファンタジーものの敵で魔法剣士スタンスが自然に入って来るキャラ造形ならダークエルフだ。

地水火風の担当属性を割り振った中でも最後に残った風を受け持つことになったので、飛行能力を持たせ、性格もせっかくなので同様に軽佻浮薄な雰囲気で。他の連中がずっとシリアスだし。ヒュウ! とか言うぐらいはっちゃけた方がいいな……と。




どにちは基本安直なので、本当にこういう流れでベースは爆速で決まりました。


が、今思えば他の3人を固めていく過程で残った要素をあてがい続けたことに「お前にばかり苦労をさせてすまん……」という一種申し訳なさのような思いがあったのかもしれません。

そういった意識もあってか、いつからかダンテは「飄々とおちゃらけているけど実は誰よりも気遣いしいの苦労人」といったキャラ性を帯びていました(定番だけどいいですよね、こういうタイプ)




さまざまな制作上の都合をキャラクター性の中に苦も無く呑み込んで、良い具合に飛び回ってくれたのがダンテであり、「すごく書きやすい」と形容したのもそういう事情からのものでした。




前回記事にある通り、「敵ボスの中にも1~2名は仲間や攻略対象になる余地を作って欲しい」とのオーダーの影響もあり、ダンテ敗北凌辱の段階3=バッドエンドは「主人公ジャンヌがダンテによるお前を幸せにする宣言&お姫様抱っこで、過酷な使命から強制的に引き離される」展開になり、リリース後もそこはいろいろとお声を頂戴しました。


当時のどにちは「こういうオーダーなら、ダンテ敗北段階3はこういう展開にしかなりません。僕は正気です」と確信を持っていたので、フニから初稿OKをもらった時のいつもと違ったリアクションにもハテナ顔でした。


ともあれアペンド版という補完の機会を得られたことで、ダンテはそれ以前とは対照的にストレートな締め方のルートエンドを描くことができ、陰に陽にがんばってくれたダンテにお礼ができたような心地でした。





そして後にどにちは、シリウスとレグルスの兄弟の設定を詰めていく過程でフニのリアクションの意味を知ることに……。



それではまた次回!

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