1KB=全角512文字
- どにち

- 3月1日
- 読了時間: 4分
こんにちは、どにちです。
まず、換算のお話をします。
PC上のデータとして文字を計った時、タイトルの計算となります。
つまり2KBで1024文字。20KBで約1万文字ですね。
ラノベの新人賞とかだと10~20万字で長編扱いされていますので、単純計算、10万字書くと200KBぐらいになります。これで文庫本一冊にはできる分量だそうな。1MB=1024KBなので、50万字ぐらい書いてようやく文章だけで1MBのデータに届く計算です。
かの超名作『Fate/Star night』が4MBぐらいだという話があるので、200万字。
文庫本だと20冊にできちゃう量。
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次に自分語りをします。
わたくしどにち、萌えエロゲ作ってテキストも書いてとやっておりますので言わずもがなかとは思いますが、旧いオタク語でいうところの「ラノベ作家ワナビ」だった時期があります。
「1本ラノベ応募作をものするのに10万字(200KB)書かなくてはならんのか!?」
と白目を剥きつつ、
「ほな、日に5000字(10KB)書ければ20日であがるなぁ」
と考え、実践していました。
今振り返ると思うところは多々あるのですが、とりあえず当時の自分としては日産5000字(10KB)も
結構ヒィヒィでした。
↑までの文章でだいたい500字(1KB)ぐらいですから、この10倍の量を一日の終わりの余暇の時間から寝るまでの間に書かねばならぬ……と思えば、今の自分にも安定して達成できるかどうかはちょっとあやしいですね。
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さてようやく本題に入りますが、『シュヴァリエ・ヒストリエ』や『ふたりぐらし』でのテキストもほぼすべて自分が書いています。
フニが一部書いたテキストとか、うちまさんに仮置きしてもらったシステム文章を採用させてもらった箇所もあるはずですが、確実に95%以上はどにち産です。
で、どちらも何文字書いたかわかりません。
テキストを外部の方に発注するなら、どれぐらいのボリュームが欲しいか、という目安に便利なので「■■■なシーンを、■■■KBで書いて」とお願いするわけですが。
どにちが自分で判断して、必要と思うだけの量を書いて、生テキストを残さずそのままスクリプト付けしていくので、
純粋な自分が執筆した量を判断できる資料が手元に残らないんですね。
と、このくだりは過去記事でも似たような話はしているのですが……
シュヴァリエからふたりぐらしへと、企画の性質は違うものの、自分もフニも少し背伸びをし過ぎて、シュヴァリエだけでも挑戦的にいろいろな方を外注さんとしてお招きしていたのですが、ふたりぐらしではさらに多くの方々のおちからをお借りすることとなりました。
その際、折衝や指示書といったものが出てきます。
作ってほしいグラフィック素材の資料や要件をまとめたものを作ってお渡しし、それについて質問が返ってくればお答えします。
その結果できあがってきたものをゲームに組み込む際には、プログラム担当のうちまさんへの「これをこういうふうにしてください」と指示と共に、実装すべき素材のグラフィックやテキストを送ります。
つまり、直接ゲームの素材として組み込まれるわけではないけれども、ゲームづくりのために日々大量の文章を書いています。スチルの指示書1個でも5~8KBぐらい行っています。
自分自身の作業としてのテキスト書きをする時間がとれなかったな~と思った日も、指示書を3つ4つ作って、それぞれをほうぼうの方にメールを書いてお送りしていたりとたぶん合算すると優に20KB以上の文章を書いていたりするのですね。
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言葉だけですべてを表現する小説と違い、ゲームはグラフィックやボイス、音楽などのちからも加わってきます。
極端なことを言えば、台詞がなくともアクションばりばりのムービーなりを作ればテキストを1文字も画面上に出すことなく、小説で表現するには数千字必要な表現をすることもできるでしょう。
逆に、グラフィッカーさんの負担を減らす意味で、ある演出はグラフィックを使わない簡易的な演出として
テキストだけで乗り切る、ということも可能です。ADVでよくある、暗転して「その後、フンニャカホンニャカな展開となったのだった。」みたいにあらすじ調にまとめて次のシーケンスへ飛ばしてしまう、といったやつですね。
そういうことを考えていくと、文字数の多い少ないそのものに優劣があるのではないし、ゲームのさまざまな素材は互いに替えが効く、という感覚がだんだんとどにちの中にできてきました。
ゲームの素材はつまり、“ゲーム体験”というものをユーザーさんに感じてもらうためにあるのであって、テキストが多ければ多いほど、それだけでそのゲームの品質を担保するものではないのでしょう。
かの超名作『ICO』や『ワンダと巨像』とかは、もう、ほとんど台詞やテキストなんか出てこないんですが、しかし我々はそこにとても豊かな体験を見出します。
そして恐ろしいことに、その一方で、さんざん上述してきた通り、チーム内のコミュニケーションとしていずれにしても膨大な量のテキストが必要になるわけですね。もっと大きな規模でゲームを開発しているディレクターや○○チーフといった方々はいったい日々、何万字相当の文章を書き、あるいは話しているのでしょう。
たぶんとんでもないレベルです。
↑いつものブログ記事よりも長めにこんだけ書いても2000字チョイですからね!

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